9/27 みずほ台おとなり『ありし日のうた』


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曇り。この日は午前中なにしてたか思い出せないや。久々のライブで緊張してたかも。主催の石ノ森けんぢろうさん(以下、イシケンさん) と会うのも久しぶりで2012年に秋葉原音楽館でジェナロシティ寺尾の企画で対バンして以来。NA!とぅるんとぅんとかkazamidoriとか出てたな。あのときいたバンドの中で今でも続いてるのは俺たちだけかな。みんな元気かい?俺はこの調子であと50年くらい音楽続けるよ。イシケンさん、在学中に会ったことはないが同じ大学出身で同い年だと言う(俺は浪人してるので学年は一コ下)。やってる音楽は違うけどなんかシンパシー感じる方だ。ライブ呼んでくれたの本当に嬉しい。良いライブをして友達になりたいという思いで家を出る。みずほ台、はじめて来た場所。最初は埼玉なのか東京なのかわからなかった。埼玉だって。みずほ台団地のすぐそばに『おとなり』はあった。良いじゃん。立地好きだ。そんで中入るとすでに俺以外の共演者がいて、リハーサルをしてた。共演者はイシケンさん以外はじめまして。挨拶し合う。どういうシチュエーションでもそうだけど相手の方が自分の名前を名乗ってくれるとき一発で聞き取ることが中々できない。これ俺のスッゲー弱点。たとえばサクライマリィさんという方がいたとしてサクライさんに「はじめまして、サクライマリィと申します」と言われたら必ず「??すみません、ナニさんですか?」と聞いてしまう。たまに一発で聞き取れたとしても不安で「サクライさん?サクライマリィさん?」と聞いてしまう。で、挨拶もそこそこにリハーサル。緊張した!そんであっという間にオープン。どんどんお客さんが入ってくる。そんでイベントはスタート。ビールを飲み、リラックスしながらスタンバイ。本番。今回はソロ、ギターの弾き語りでのライブ。ライブに勝ち負けはないと思ってるけどソロでライブに出ると必ず敗北感を味わう。普段、自分がどれだけギターを粗くストロークしているか、歌を雑に歌ってるかが思い知らされる。バンドだと演奏するメンバーのおかげで自分を騙せてるけどソロ弾き語りは自分の能力が如実に出るから嫌だ笑なんかソロ弾き語りで良いライブするシンガーはバンドでライブしてもだいたい良いライブできると思うけど普段良いライブしてるバンドのボーカルがソロで弾き語りしても必ずしも良いライブできるとは思わない。自分のライブが良いかどうかってのはよくわかんない。つまんなくはないけど楽しいのかどうかもぶっちゃけライブしてるときはわかんない。後から振り返ってみて楽しかったなって思うことはあるけど、演奏中は必死でがむしゃらでなにがなんだかわからないうちに本番が終わる。話ズレまくってるけどライブハウスにはじめて出た高校時代から今でも思うことだけど、わざわざ言うことでもないんだけど、デビューして活躍してるアーティストより上手くて良いライブする無名なアーティストたくさんいる。彼らに差なんてあるのか?とにかくみんな歌うまい。生演奏はアレだけど曲の良さだったらonettだって負けてないぞ。そんな感じで超古い曲『ワンダフルミザリー』を演奏した。これは数年前に自殺配信した女の子のことを歌った曲。明るい曲調とは裏腹に歌詞は暗め。『彼女になってよ』これはLGBTがある種のブームになる前から歌ってる曲。同性愛の歌。この2曲歌うの久しぶり。またいつか歌いたいな。続いてMY LITTLE LOVERの曲『白いカイト』をカバー。良い曲だよね。Twitterのアンケートで今までonettがカバーしたことのある曲の中でライブで聴いてみたい曲は?と質問したところこの曲に票が集まった。この曲は歌詞間違えないようにカンペを用意したのにギターのコードをミスりまくってしまった。そんで『ビューティフル・ドリーマー』を一生懸命歌って最後は新曲『Heart of Gold』。この曲超好き。思いやりについて歌った曲なんです。最後の曲だしもう良いだろ!とギターを投げ出してこの曲はカラオケ流して歌った。本番終了。俺の後に見たしまだかおりさんの声が良かった。かっこいい。須田さんはすごいライブがうまかった。手慣れ感がハンパない。最後にイシケンさんのライブ。全曲良いじゃん。ギターと声だけでライブするの難しいけど楽しいな。演奏するのも観るのも。これは自分の中の発見。終演後は久しぶりに打ち上げに出て、いろんな人と話した。称えあった。『ありし日のうた』というタイトルはイシケンさんの好きな中原中也の没後に刊行された詩集『在りし日の歌』から取ったそうだ。良いハコ、良いムードだったのでまたこういうイベント出たい。帰りの電車超眠かった。

10/8 渋谷RUBY ROOM『BIRTH OF SHAKK~MINA(SAN NO)OKA(GEDESU)~


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10/8 渋谷RUBY ROOM『BIRTH OF SHAKK~MINA(SAN NO)OKA(GEDESU)~
曇り。このくらいの時期は夜寝るときどんな格好で寝ていいかわかんねー。朝起きたときはじめて暑いのか寒いのかわかんの嫌だわ。この日は祝日。onettのメンバーは俺一人だけなんだけどライブのときはバンドでやる。んでサポメンのみなさんは基本的にガッコで勉強したり、あるいは働きながらバンドやってる。メンバーはライブの日によって決まる。平日のライブだったら平日空いてそうなメンバーを誘うけど土日祝にライブするときは土日祝が仕事休みのサラリーマンメンバーに声かけてバンドを結成する。だけど今回は連休最終日ということもあり、なんかみなさんの貴重な休みをonettのために使ってもらって悪い気がした。楽しい一日にしなくては。14時頃、渋谷に電車で移動。埼京線は降りてからハチ公改札に出るまでけっこー歩く。音楽聴きながら渋谷歩いてるときカッコつけちゃうクセやめたい。新宿じゃそんなことないのに。15時からノアで最終リハ。ちゅうたくんはいつも炭酸ジュースを飲んでる。萌さんはいつも甘いお菓子持ってる。ほしのくんはいつも同じテンション。太一くんは太一くん。みんな俺より年下だけどかっこよくて頼りになる。通常営業のonettバンド。俺がバンドのスケジュールを調整するのがあまりうまくないからリハする日がなくてライブ当日にようやく音を合わせてみることざらにあるけど、本番までに疲れちゃうからできたらそういうのやめたい。17時にルビールーム着。ルビールームの前にあったコインパーキングがなくなっててびっくりした!車で来なくてよかった…。でも渋谷の真ん中を車運転して行くの苦手。人多すぎだもん。新宿は慣れた。下北も、大井町も。そもそも東京の都心部を車運転して行くのは危険だし渋滞つかまったら時間に遅れるし駐車場は高いしお酒も飲めないし、あまり好きじゃない。いちばん運転するのが嫌なのは中目黒。用賀とか二子玉とかそっちも好きじゃない。関西だと三宮とか運転するの嫌だな~。でも首都高を運転するのは好き。東京でいちばん美しい場所だと思う。なんの話だ。そんでビールを飲みながら一組目のlizardmanのライブを観る。髪型がかっこいい。ギターロックでありパワーポップで音がでかいバンドだ。このハコって建物の2階にあって外にライブの音が漏れてて下が焼肉屋さんで苦情対策とかどうしてんだろ。そして本番。ルビールームでライブするの気持ちいい。「ルビールームの雰囲気はonettに合ってる」って3人に言われたことあったけど嬉しいことだ。『仲直りの準備はできてる』でギターのシールドがすっぽ抜けて音出なくなった。『ビューティフル・ドリーマー』は演奏してて楽しかった。毎回ライブで必ず演奏してた曲だけどこの日をもってしばらくいいかな。今は新しい曲や昔の懐かしい曲を演奏したい気分だから。全体的にがむしゃらなライブだった。本番終わって、ウクライナの日本のハーフの女性二人組によるアイドルグループのライブを途中まで見て、いったん外の空気を吸いに出る。ちょうど良い気温。渋谷、永遠に人がいる。みんな歩き方が違う。トリのNURETA!CIRCUSのライブ、良かった。企画者のなかそねさんとちひろさんのダブルボーカルのバンド。ギターとドラムがハコバンみたいな上手さ。なかそねさんの前やってたバンドもセクシーでかっこよかったけど、こっちは魅せ方が違っていてもっと泥臭くパーティーロックみたいにガチャガチャしてた。途中とんねるずの『ガニ』をカバーしててテンション上がった。あの曲はうまく歌おうとしちゃダメだよな。なかそねさん呼んでくれてありがとう。終わって企画者のなかそねさんに挨拶した。ガタイあってびっくりした!というかだいたいインターネットで音楽関係者の姿を拝見して、いざ直接会うと男性は必ずと言っていいほど思ってた以上にガタイが良い。ガタイ良くてビビる。女性はじっさい会うと緊張するのであまり顔とか体見れなくて(「体見れなくて」て。やらしいな)、覚えてない。その後ハコ打ち的なことはしなかったけど、ライブ終わってもしばらくお酒飲んだり話したりしてウキウキで家帰った。

10/27下北沢THREE『CITY ROCK 2001』

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曇りのち晴れ。朝8時半起床。シャワーを浴び、モスバーガーでテイクアウトした牛カツバーガーをペプシで胃に流しこみながら録画してた織田裕二の『SUITS』を消化する。俺やっぱこの人好きだわ。織田裕二、かっこいい。 13時過ぎ、車を走らせて下北に向かう。カーステレオから流れる田島ハルコさん、それから入江陽さんの新譜に耳を澄ます。田島さんの曲は特に『More Than Human』がお気に入り。14時頃、下北着。いつも使ってる駐車場は満車状態。が、5分くらいしたら空いたのでスッと入る。バーミヤンの看板見てぼーっとしたり、古着屋覗いたりして時間を潰す。BAYDで最終リハーサル。6人から成るonettロックンロール交響楽バンド、最高にクール!良い感じ。『CITY ROCK 2001』、なぜ「2001」なのかメンバーと話し合う。17時過ぎ、THREE到着。オープン後、突然まちぶせの野々山さんと山崎さんが目の前に。彼らは隣のBASEMENT BARでGIGらしく、壁に貼られたCITY ROCK2001のフライヤーでonettの名前を見つけて会いにきてくれたのだ。嬉しかった。本番前、ステージでセッティングしてるときにフロアでMCビル風さんの声が。最初はセッティングに集中していたが、扇情的でくっきり聴こえる声に息を呑み、セッティングする手を止めてフロアを覗く。良いよな。なんか、昨日の出演者の中でいちばん何歌ってるかがよくわかった。そんで、本番。微妙に時間巻いてたのでやることがなく、思いつきでカウントダウンをすることにした。なんかやる予定はなかったけど突然やりたくなって即興で『平成が終わる』を演奏した。この曲はみんなが「平成最後の~」と言い出す前につくった曲だったからそんときはイメージわかなかったけど昨夜歌ってみたらリアルに平成って終わるんだな~と感慨にふけってしまっていた。突然なので心配したがギターソロとか太一くんが入ってくれたり、萌さんがリズム刻んでくれて助かった。俺はよくこういう思いつきでいろいろするとこある。だいたい失敗するけど昨夜はまあまあだったかな。『新世界』歌ってるとき、先日行った台湾の夜市の光景が浮かんできた。

本番終わった。緊張した。もともとあんまり喉の調子よくなかったけど、スモークが原因かな?どんどん声が出なくなってた。でもイッツオーライ。楽しいライブが終わった。観に来てくれたpoollのイラミナさんと駐車場でお話した。わかんねーけど歳近め、好きな音楽とかもけっこー似てる。本や映画、それから音楽の話をした。古い友人、ワッショイサンバさんに久しぶりに会った。会ったのは4年ぶりくらいかな?彼女が高校生のときからなんか知ってた。すげー綺麗になってて、たくましくなってた。緊張しちった。彼女がやってるもつ酢飯の活休前のライブ観たけどエネルギッシュで良かった。昔onettのtシャツを彼女にデザインしてもらったんだけど、ようやく彼女に完成したtシャツを渡すことができた。あといろいろな人のライブの感想書きたいけど眠くなってきた。全員良かったです。なかでも田島さんとその後の入江さんのライブすごく良かった。「社宅」というワードのチョイス好き。今回オーガナイズしてくれたなかじょうさん、ご苦労さんでした。DJにイベンターにと常に動き回ってた印象。来週も彼の企画したライブあるからね。すごいねあの人は。にゃにゃんがプーさん、ライブ失敗した部分があったらしいけど俺は気づかなかった。俺もけっこー失敗したとこあったけどみんな気づいてないと良いな。今回のライブ、たぶんonettはじめましての方が多かったと思う。特徴的だったのは男性が多かった。新鮮!みんな心の中にboyが棲んでいそうだった。俺もそう…。イベントは終了。滲んで見えるバーミヤンの看板を横目に車に乗り込む。『桑田佳祐やさしい夜遊び』を聴きながら帰宅。桑田『勝手にしやがれ』を歌ってた。ボウガイズの橋本くん、撮影スタッフしてくれてありがとう。いろんな人にありがとう。眠りにつくときなぜか鮭空間のドラムの人を思い出していた。

こんなに大事なことはそうはないよ


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↑シティホテルの一室で一人自撮りをする俺

 


俺の家は坂の上にあって坂の下には小さな公園がある。ペプシを飲み干したばかりの俺はベランダですっかり洗濯物を取り込むことを忘れて遠くのほうを見ながらまどろんでいたんだ。
糖質を過剰に摂取してるからか夏バテか、頭がぼーっとしててさ、伊丹行きの日航123便が空のむこうを飛んでるように見えるんだ。たぶん疲れてたんだと思う。
二人の男と女の声がして、目線を下のほうにやると公園で戯れてる三人の高校生。たぶん近くの予備校の子達で夏期講習の息抜きにこの公園を訪れたようだった。
UFOを呼ぶように三人はサークルをつくり何気ない会話を繰り広げていく。センター試験まであと何日あるかとか、海にも祭りにも行けてないとか、見た夢の話とか、文化祭の催しでお化け屋敷やるとかやらないとか。
次第にそれは与太話になり、膨らみ、まわり続けていく。
いつしかUFOが降りてくるのを待つように。
どこかであきらめきれない夏の終わりに奇跡が降りてくるのを三人は待っているようだった。

てな具合にいーつまでも縮まらん三人の距離に俺はもどかしさを感じてきて、いたたまれない気持ちになった。
今年の夏に降りてきた奇跡について考える。何が起きたっけ?

さながらマーク・トウェインの冒険小説のようなタイのサッカーチームの少年たちの洞窟からの救出劇とか、スーパーボランティアのおじいさんが行方不明の2才の子供を森の中で発見したこととか、あとなんかあったっけなー。
同調圧力が強いと言われる俺ら日本人で、それはたしかに悪い面もあるんだけど、良い面もあって、大雨や地震が起きて混乱の最中の被災地で強盗とか買い占めとかをする人があまりいなくてみんなが有益な情報を共有しあったり、物資を分けあったりしててさ、それも奇跡だよね。

うーん、自分の身の上には奇跡は起こってない気がするな。いや、でも、遠いけど、たしかに近いところで生きている人のそういった話が俺を奮いだたせている。意気揚々と机に向かって、地球儀をまわして、俺にもなにかできるんじゃないかって思う。それは俺にとっての奇跡だと思う。なんのことやら。
そんで、んなこと思ってるうちに公園に三人の姿は消えていたよ。
夜はちと肌寒いね。お風呂に入ろう。


summerend

 

 


あーーやっべ!!クソ!悔しい!!たま~に思い出すんだよなクソないろいろをよ。
やっぱ走りまわることじゃねえんだよ、疲れんのはよ。重いものを運んだり、皿や靴を磨いたりじゃねーのよ。人と人が同じ空間にいるだけで神経がすり減るんだ。人から発せられたものを受け取ると体力が消耗していくんだよ。最悪!
日本の電車、学校、職場、喫煙所、ライブハウス、世界中のタイムライン。アカン!きちいんだよ。そりゃ日本に暮らして社会生活を営もうと頑張ってたら、うつ病の一つや二つにはなるさ。俺の場合は胃にくるし腹も壊す。みんなよく発狂したりしないよな。
もっと優しくしてくれー!!うぎゃーー!!

 

てなわけでだいぶ頭にくるようなことがあったり、辛い目にあってきた俺たち。そんで最終的に行き着く先は自己嫌悪。
なーんであのときあいつにああ言えなかったんだろう。

「ある人といさかいがあったとき、その人に自分の素直な気持ちが言えずに心の中で泣いた。」

↑は「最後に泣いたのはどんなとき」みたいな質問に答えたときの佐野元春の発言。

いやーでもそんなことばかりだよ。うまく伝えられない、タイミングを図れない、単純に怖い!、空気を読んじゃう、相手の顔色をうかがってしまう。そんなことばっかりです。
でもそれを繰り返してるうちに、ちょっとずつものを言えるようになってきたかもしれない。正論だかなんだか知らないけど。思ったことを言えるように、ほんのちょっとだけどなってきたと思う。
明日はこういうこと言ってみよう!とか思い立ったことはないよ。だって火の粉は突然降りかかってくるじゃん。
自己嫌悪しまくって、反省はせず後悔だらけでも、なんか言葉が出てくるようになったな。なんもしなくても繰り返してるだけで。
意外と俺たちは強くできてるかもしんねー。
人って意志持たなきゃ本来、地球の重力に吸い込まれて、寝たきりになってるはずなんだよ。でも気づけば俺らは立ってる。地球という強大なパワーに抗ってる。
俺の体のあらゆる毛は下を向いてるし、フケや目くそ鼻くそは落ちる(地面に吸い込まれる)。けど俺らは潜在的な意識だけで自分以外のあらゆるものに反抗できるように出来ていると思う。怖いことがあって、辛い目にあって、そのことで負けそうになるけど、結局負けきれない。夢とか見なくても俺たちはちょっとずつ変わっていって、より良い未来に向かって歩んでるのかもしんねーな。なんだこの文は!笑


だんだん変わってくんだよ俺らは

 

 


onettの曲聴いてるみんな、どう最近?はじめは良いなと思ってた曲とかもさすがにもう飽きてるでしょ。かくいう俺自身もそう。なんかもう2016年とかにつくった曲とかスゲー古くさく感じるし、あまり聴きたくない笑

やっぱ新譜だよね!新曲が良いよマジで。新曲っつーだけでおろしたてのシャツのように気持ちいいよ。
聴き古された曲もまた、新譜が生まれたときリフレッシュされる気がする。聴き古された曲、俺は大好きさ。思い出もあるし。でも新曲を聴いてまた古い曲を聴いたとき、糸井重里じゃないけどやっぱり良い!って思うことたくさんあるよ。聴き古された曲をもっと聴いてほしいから俺、新曲をもっとつくってみんなに聴かせたいと思ってます。はやく聴いてほしいなー新譜楽しみにしててね!余裕があったら近々のライブでも披露するよ!


俺の曲飽きたよね?

 

 


そんでもってonett秋ライブ三本それぞれの見所を紹介していこうか!
まず9/23(日祝)にみずほ台Acoustic Cafeおとなりで行われるライブ!
見所は主催者でしょー!主催者の石ノ森けんぢろうさんと対バンすんの6年ぶりくらいかな。そんとき対バンしたとき彼はジオラマボーイズってバンドで出てたんだけど(今も活動中)、あの夜いちばんかっこよかったなー。
なんか最近ではパスカルズ石川浩司さんとライブでコラボした動画みたけどむちゃくちゃ良かった。
石ノ森さんとは同い年で同じガッコに通ってたけどガッコの中で会ったことなくて卒業後に知り合ったんだよー。在学中に出会ってたらどんな話してたんだろ。コロコロコミックと、それからコミックボンボンもできたかな~そこらへんの話もできるらしくて俺にとって稀有な人だからお会いして話すの楽しみ。もちろんライブも。なんか新譜リリースのイベントらしいから新譜も楽しみ!俺も負けじと普段とは違う変わったライブしようと思ってる。なんかカバーしたいな。矢野顕子とか。

次は10/8(月祝)渋谷ルビールームで行われるライブ。これも主催である謎のバンドのNURETA CIRCUS!楽しみです。メンバー調べたらほぼあやかしの動物園のメンバーじゃないか!onettは去年企画に呼んでもらったよ。今は活動休止中だけどあやかしの動物園、スゲー演奏うまかったな。ミスしたり暴走することもあるけど腕前には自身があるonettのバンドメンバーも彼らのライブをみて「うまいな…」とため息ついてたのを思い出すよ。音楽性はまたあやかしとはちょっと違うらしいので楽しみだ!スゲー刺激もらえそう。
ちなみにonettはルビールームとの相性めちゃくちゃ良いです。俺はルビールームに住みたいよ。冷蔵庫から飲み物を取るくらいの自然な感覚でonettもかっこいいライブ見せるからね!

そんで最後は10/27(土)下北沢THREEでのライブ。
DANGBOORURECORDの企画だけどタイトルが『City Rock2001』だって!やば!
この三本のライブではいちばん知り合いがたくさん出るイベントだよ。んで一度生で観たかったアーティストとかもたくさんいて俺得の夜だよ。
中でも楽しみなのはシャンプーハッツ2かな。俺はロックやニューウェーブが好きとかヒップホップが好きとかそういう好きなジャンルは特にないけど、やっぱバンドミュージックが好きだな~。それもジャンルか。でもシャンプーハッツとは違うらしいからな。正体はつかめていない。もしエレファントノイズカシマシみたいな編成だったらどうしよう!それも楽しみ。

あーonettはその日グランドロックンロールオーケストラを率いていちばん尖った音を出していくよ。
THREEと言わず、下北と言わず、東京でいちばん尖った音をね。


それじゃまたみなさんどこかのライブで会いましょうね!
see ya!

 

そういえばもうすぐはてなブログは終わるのか??

onettの今後(そして最後まで)の活動について

https://youtu.be/8TjOVeVddeE

↑の『いきなりヌーヴェルヴァーグ』のMV観てくださったみなさん、ありがとうございます。あのMVの最後のメッセージにあったとおり、今年の秋頃にアルバムをリリースします。

そして今後の活動についても発表します。これは以前からずっと考えていたことです。
今後、onettは、その命が絶えるまで毎年、1年に最低一枚、アルバムをリリースします。でもこれはちゃんとできるかわからないから目標にしときます。「年1でアルバムを出す」これはonettの目標。
かねてより自分を悩ませていた病気があるんですけど、俺は自分の生活のほとんどの時間、頭の中で音楽が流れてるんです。
これが本当にうざい。気を抜いてるときだったら良いんですけど真面目にしてなきゃいけないときでもそう、みんな聴いたことありそうな、誰も知らないような、数々の悪魔的な不思議なメロディが俺の頭の中に常に流れています。
頭の中でごちゃごちゃ流れてるメロディを掴み取っては形にして外に出すこと、それがonettにとっての作曲であります。一曲できても、またすぐに次から次へと悪魔的なメロディは押し寄せてきます。しかも形にて外に排出しないと、どんどんメロディのストックがたまってやがて頭の中を支配するんです。
俺は頭の中からこの悪魔的なメロディをすべて消したい、その一心で音楽活動をしています。まぁ、あと曲つくってるときは嫌なこととか何もかも忘れることができるからそういう気持ちで音楽つくるときもあるでよ。だから俺の唯一の趣味であり、生きがいとも呼べるのは作曲。
そのわりにはつくった曲公開してなくない?って感じなんですけど、そりゃ生活もあるし、四六時中曲つくってるわけにはいかねえスよ。あと、“秘めたいLOVE”がある曲もたくさんあってそうゆうのは公開してねえスね。あと、なんか考えちゃいますね。タイミングとか、リリースするなら最善の形で、ってみんなもそうでしょ?
でもそれが非常にめんどくさいので「年1でアルバムを1枚出す。出来が良いかどうかは知らん」そういう方向で今後の余生を楽しみたいと思います。
自分の寿命、少なく見積もってあと40年くらいだと思ってるんですけど、1年に平均10曲くらいのアルバムをリリースすると、あと400曲くらいはみなさんに聴かせることができるんじゃないですかね。
みなさんに俺のつくった音楽をたくさん聴いてもらいたいです。お互い長生きしようね。
話変わりますけど4、5月はいろんなとこに旅行してきました。今けっこーリフレッシュして良い気分です。
音楽以外でやることたくさんあるけど。ま、俺は適当に、いい加減に生きてみることにします。みなさんお元気?f:id:onett1209:20180606194838j:plain

さまざまな失敗~やぶそば食べたい~

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偕楽園にて梅を眺めず伏し目がちな俺

『下北!』

2/11(日)は下北沢LIVEHOLICで今年初のライブでした。
前回のライブ(11/2あやかしの動物園企画at下北沢THREE)は演奏中にギターの音が鳴らなくなるトラブルが発生して、そんときはセトリを変えたり(急遽『彼女になってよ』やった)、カットしたり(『アポロの歌』やんなかった)して事なきを得たけど、今回も演奏中にギターの弦が切れて、やっぱりセトリを変えた(『そ知らぬfaceして』を一番だけやって、やめた)。でもそのときドンガンボンがすぐにギターを貸してくれて嬉しかった。助かった。事なきを得た。イワモトさんありがとう。
下北でライブするときいつもなんかしらトラブルがある…。その前も下北でライブしたとき(2015年のnayutanayuta×きいろれこーずフェスティバルat下北沢cave-be)、本番中ではないがリハの最中にテンション上がってマイク持った手を『HUNTER×HUNTER』のフィンクスのごとくぐるぐる振ってたらマイクが手からポーンと抜けて飛んでいってしまい、物凄い勢いでリノリウムの床にゴツンと落ちた。そしてスタッフの方から注意をうけた。
そうなるともう俺はダメになってしまうんスよね…。学校でふざけて備品を壊して先生に怒られるとその日一日シュンとおとなしくなってしまう子どものように俺は終始テンションの低いライブをしてしまった記憶がある。さっき録画したビデオを見直したら全然そんな風には見えないようなパフォーマンスしてたけど。ホント気をつけよう。
それで思い出したけど今回、終演後にわかったことだが対バンのハク亜キッズのメンバーのたまきさんがきいれこフェスに別のバンド(Float down at liffey)で出てた方らしくて「きいれこのツジさん元気スかね」と少し話をしたりした。
ところで機材車使うバンドマンみんな下北でライブするときどこの駐車場使うんだ?BASEMENT BAR/THREEの向かいにある駐車場か?ノアとかローソンの近くの丘の上の駐車場か?安くて広い駐車場誰か教えてほしい。


『膝が痛い!』

最近昼は暖かくなってきたけど夜はまだまだ寒い。
空っ風に吹かれて体が冷えると膝が痛くなる。去年の夏の終わりに河川敷で花火をして走り回ってたら転んで痛めた膝さ。転んだ直後は膝を曲げただけで痛くて階段の昇り降りさえもままならないし、数日後に敢行した那須高原旅行では元々なんとなく頭にあったアクティブなプランを変更して、nayutanayutaとの共催企画(Dance in the Apollo vol.2)ではのっけから座って歌ったし、その後のMV撮影も杖をついて行った。今はだいぶ回復してきたけどこれ全快するには手術とかしないとFOREVER治らないんじゃないかって気がしてきた。どうしよう!(整形外科行ってない)
楽しい花火も、俺がすっ転んでから雰囲気は一変してた。一緒にやってた友人達も大丈夫ですか?と心配してくれたけど完全に呆れてた感じだった。なんか、そういう楽しいパーティーをぶち壊してしまった感が久しぶりで(そういう迷惑を過去にも何度かかけたことある)申し訳ないという気持ちの一方、きゃつらが俺を見て引いてる感じ、少しだけ気持ち良いんだよね。なんかゾクゾクとしてしまった。花火の終わりは雨も降り、高架下に移動した。タバコと雨と草と俺達の真上を通過する車の排気ガスのにおい、夏の終わりの少し冷えた空気の中、しばし談笑し、静かに退散した。お祭りも海にも行かず、夏らしいことをなにもせず、シングルCDリリースに向けて奔走し、最後の最後にちょこっと夏らしいことをして痛み(物理的な)を知った夏だった。


『知識ひけらかしおじさんは好きだ』

音楽(映画や文学も)知識ひけらかしおじさん(おばさんも)、正直助かる。
音楽に対する知的欲求、好奇心は止むことはなく、既存の音楽に対しては常に羨望の眼差しを向けている。この音楽はどこの国の町でどの時代にどういう背景の中どうつくられたのか、また同世代に活躍した、あるいは似た音楽をやるアーティストはどういうのがいるのかを勝手に教えてくれるのはこっちとしてはすごくありがたい。今よりもっと若い頃、対バンした素晴らしい音楽やってる大人のバンド連中に「このLPはどうやってつくってるんスか」「どこで録音したんスか」と聞くと、ケチな人はまず教えてくれなかったり、「気合いで!」「精神と時の部屋で!」とふざけてはぐらかしたり、どもりながら「ワガンネ…」っつってたし、はたまた流暢に「いいだろう、教えてあげる。じつは今度の日曜日これこれこういうセミナー(有料)があるんだけどこない?」と勧誘してきたりして、重要なことは何一つ教えてくれなかった。
そんなおじさん連中に比べれば知識ひけらかしおじさんははるかに優しい。寛大だ。こっちとしても本音としては知りたいけど聞きたくない!教えてくださいって言いたくない。教えてくださいって言いながらも顔には『Don't trust』って書いてある(だから教えてくれなかったのかもね)。
たま~にこれ名盤じゃん!とウキウキしたLPのブックレットを開くと、クレジットに詳細情報がなんも書かれてない。メンバーの名前と担当楽器だけ。そして一行「special thanks:愛するみんな」の文字が。こうなるともうその円盤を叩き壊し、燃やして、その上からションベンぶっかけたくなる。たま~にクレジットに使用している楽器やアンプ、卓のメーカー、エフェクター、シンセのパッチ、つまみの数字、完成までにかかった金額、録音したスタジオの行き方、メンバーの住所、電話番号までこと細かに書いてるバンドもいるけどそれは『知識ひけらかし盤』として俺の中では溺聴盤必至だ。
洋楽の、メジャーな新譜を買うときも日本盤があったら輸入盤じゃなくてそっち買ってる。豪華なボーナストラックも良いけどライナーノーツをじっくり読みながら聴くのが好きなんだ。本人解説じゃなくて全然良いんだ。本人もなぜ自分でこんな優れた音楽をつくることができたのかうまく説明できないこともある。ごっつええ感じのコント『いかがです』で美味しい料理を振る舞うも全然どの材料でつくったのか説明できないコックに扮する松っちゃんのように。
薄い評でお金もらってる音楽評論家は嫌だけど音楽評論家はなくてはならないものだと思ってる。キース・リチャーズは自分のことを「過去の遺産を未来に語り継ぐ者」と言っていたけど、音楽評論家のきゃつらもいつでもそうあるべきだと思うし知識ひけらかしおじさんおばさんであってほしい。まぁ知識ひけらかしおじさんってネーミング、イメージ悪いよね。バカにしてる言い方だよね。俺の知り合いには知識ひけらかしおじさんなんていないので誤解なく。仮想敵(?)として語ったんです。 これからもどんどんひけらかしてほしいです笑


『おいしいハンバーグ屋さんを探してる』

ハンバーグ大好き。ハンバーグのことを考えると好きな女の子を考えるときのようにドキドキする。でも俺もグルメじゃないし、どんなお店のハンバーグもだいたいおいしいからいちばんが決められない。だから俺はこれからの人生をおいしいハンバーグを探し求めるために捧げたいと思う。ビッグボーイの手ごね大俵ハンバーグ好きです。ココスの包み焼きハンバーグも、さわやかのげんこつハンバーグ、いきなりステーキのワイルドハンバーグも、熱海にあるスコットのも、フライングガーデン、俺のハンバーグ、ゴールドラッシュ、銭場精肉店…挙げたらキリがない!どなたかおいしいハンバーグの情報お持ちの方お気軽にご一報ください。国内なら全国飛び回ります。


『高学歴と英語』

高学歴ってどっから?って人によって違うと思うけど、高学歴の人って自分の学歴を自慢というか語る人もいればそうでない人もいるけど、英語が得意な人ってもれなく英語が得意なこと言っちゃうよね!そんなことないか。偏見すみません。


『終わりに~縁側で茶をすすりながら~』

そんなこんなでつい最近、新曲を数曲上げました。『Heart of Gold』、『職場恋愛』、『三井は生きている』、『札幌の夜』。どれも気に入ってる。
ここを聴いてほしい!ってのはあまり言うのは野暮で無粋だけど前回に上げた曲『仲直りの準備はできてる』のときのヘロヘロなコーラスに比べて『Heart of Gold』のコーラス、どうですか。聴き比べてみて。めちゃくちゃ上手くなったでしょ!?誰かほめてよ!(感情が爆発)
そうなんです。最近、コーラスにハマッてまして、家で楽器に触らない日は多いけど夜な夜な一人多重録音でコーラスワークを磨いてる。絶対に音源公開できないけどドゥーワップにも挑戦してる。いずれはウォールオブサウンドの曲をつくりたいんでね。
あと『職場恋愛』もちょっと今までのonettにはないような良い曲だと思います。『告白なんてできない』の頃に比べるとやかましい、歪んだギターの音がonettの楽曲に占める割合が少なくなってきているけど、次はまたやかましい歪んだギターの曲もどんどんやっていきたいと思います。仮タイトルだけど今つくってる『平成が終わる』『THE GIRLS』『芸能界超風俗』、『POISON GIRL BAND』、『日産マーチに乗って』という曲も早く聴かせたいです。
あまり宣伝しないけど、いつでもいっぱいonettの曲はみなさんに聴いてほしいです。俺の音楽にみなさんを元気にする力があるかわかりませんので悲しいときや疲れてるときはあまり聴かないほうがいいでしょうけど、ちょっと元気になってきたときなどに聴いてほしいです。俺もいつでも鬱屈したものを抱えて生きてます。冷たく戦慄が走る週5の朝の駅のホームで電車に乗り遅れてフテくされた顔つくりながら、どうしてもっとスカッと生きられねえかな俺達人間ってやつはよ、と常に思います。超いい女とめちゃくちゃ愛し合いたいの人と俺やみなさんに差があるとは思えません。だってそうでしょう?

ぼーっと縁側で茶をすすりながら、このブログを書いていたらなんだか春めいた陽気に襲われ、そばが食べたくなってきたのでこのへんで失礼します。コートは置いていこう!熱い蕎麦湯くれるそば屋に行ってきます。ついでに近所のスーパー銭湯に寄ってサイプレス上野似の熱波師からロウリュを受け、悲鳴を上げようかな。最後まで読んでくれた方ありがとうございました。

IHSR×DMDコンピレーション収録曲タイトルの誤りについて

お詫び・訂正・弁明・経緯・説明など
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12月20日に発売されたI HATE SMOKE RECORDS×DANCE MY DUNCEコンピレーション「Meet At Dance My Dunce」にて13曲目収録onettの曲タイトルに誤りがありました。
 
収録されている曲のタイトルは『アンチテーゼ』ではなく、正しくは『そ知らぬfaceして』となります。
 
CDをお買い上げいただいた皆様には深くお詫び申し上げます。 
 
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このことを知ったのは12月22日の朝、つまり今朝のこと。そのとき私はテレビを観ていた。
テレビの中のエハラマサヒロが「ライブで『銃爪』のギターソロのとき、やたらとギタリストを見てくる世良公則のモノマネを披露していて、それに対し「言われてみればたしかに。“やりにいってる”とこあるよなぁ世良公則」と笑っていた。天然もろこしの「若くしてレクサスを手に入れた人の靴ひもの結び方」のモノマネ、細けぇ~!と早朝のテレビタイムを楽しんでいた。
そんなときに9月にonettと共同企画でライブをしたnayutanayutaというバンドでドラムを叩いてるオートさんからLINEがきた。
オートさんはonettでもレコーディングやライブでサポートをしてくださってる方で今回のコンピ曲にもドラムで参加している。LINEをひらく。
「もらったサンプル盤聴いたけどライナー表記は『アンチテーゼ』なのに音源は『そ知らぬfaceして』だよ!?」
 
 
なんと!!
 
 
すぐさま音源を確認したらやはりそのとおりだった。
 
レーベルの代表の大澤さんに連絡し、お詫びと訂正をweb上で公開することとなった。
 
いったいなぜこんなことに…。
 
経緯を説明すると、まず大澤さんからIHSR×DMDのコンピレーションに1曲参加しませんかと依頼を受けた際、私はコンピに入れたい候補曲が2曲あって、それが『そ知らぬfaceして』と『アンチテーゼ』だったわけだけど、どうしても1曲に絞ることが出来なかった。
なので大澤さんに2曲素材を提出して、お好きなほうを選んでくださいとお願いした。
 
すると大澤さんも承諾してくれたのでそのままお任せした。
そしてコンピレーションに参加するバンドのトラックリストが公開されたとき、見たらonettの曲は『アンチテーゼ』になっていたので、そっちに決まったんだな、と私は『アンチテーゼ』のつもりで宣伝をしていた。
 
そして曲タイトルの誤りが発覚。事の顛末はシンプルで、2曲の素材と曲についての情報を明記し送った私のメールからレーベル側が曲タイトルをコピペした際に貼り間違えた、とのことだ。
 
なんだか産婦人科で間違って入れ替わってしまった新生児を親が引き取ってしまったかのような数奇な事件だ。
 
私もきちんと1曲のみを選んで1曲だけの素材と情報を渡していればこうしたミスを起こす可能性はなかったわけで、それは反省している。
 
またサンプル盤を受け取ったのが発売日の前夜なのだが、そのとき自分の音源をきちんと確認していれば、コンピが発売する前にお詫びと訂正を公開できたんだけど、発売から2日経って、それもメンバーからの報告により発覚というのは本当に情けないことである。
 
でもこれは2015年に、きいろれこーずとnayutanayutaが共同で出したコンピにonettが『Happy Rebirthday』という曲で参加したときもそうだったんだけど、主催からサンプル盤をもらったらもちろん私は嬉々としてすぐに作品を聴く。が、onettの曲はまず聴かない。飛ばす。つまり“スキップ”してしまうのだ。
なんというか、うまく説明できないんだけど、スゲー照れ臭いからである。
これは音楽に限らず、私が皆勤で参加しているweb文芸誌【casssis】でもそう。自分の寄稿した文は、やはり読まない。
ちなみにcasssisの最新号で今回間違った曲タイトルであった『アンチテーゼ』についてたくさん語ってるので良かったら読んでみてください→ 
ちなみに言っておくと私がコンピで自分の作品をスキップしてしまうのは、決して他の人の作品と並んだときに「劣っているから」とか、「違和感があるから」とか、そういうネガティブな理由ではない。
原稿や音源のような素材をディストロしてくれる人に送った瞬間に自分の手からそういった作品が巣立っていく感触があるのかなと思ったけどそんなことはない(なんだこの文)。
 
とかく最低限、確認はしなきゃダメですね。大事な子供みたいな作品なんだからきちんとテメェの目で、世に出る前の子供の背中をちゃんと見守って見届けろやボケ!という気持ちになった。
 
IHSRからは迅速にweb上で訂正とお詫びはしていただいたので、それについてはなにも言いません。
 
IHSRは本当に好きなレーベルで、それこそ7、8年前とかAPRICOTとかNeko!とか(2組とも解散してる)、セブンティーンアゲインとかPASTAFASTA、フジロック(仮)、ヤング、センセーションズとかBLACK BUCKとか(キリがないのでこのへんでやめときます。スクールユースってIHSRだっけ?)めちゃくちゃ聴きまくってたよ。2010年くらいにはじめてレーベルのライブ観に行ったときI HATE SMOKE RECORDSって名前にも関わらずめちゃくちゃタバコ臭かったハコを思い出すよ。そんときから俺も音楽つくってたしお知り合いになりたかったけどまだ俺の音楽は未熟だからこの人たちに知られたくねぇって勝手に思っちゃって誰とも話さず、顔覚えられないようになるべく顔を隠して行ってたな。取り置きも「onett」じゃなく「三井」とか「ポール・マッカートニー」とか「二岡モナ」とかテキトーな名前使って行ってた。
だから今年DANCE MY DUNCEに出演できて嬉しかったな。また出演したい!
 
 
んで先述のとおり『そ知らぬfaceして』も『アンチテーゼ』も大事な曲であり、より多くの人に、何度でも聴いてもらいたい大好きな曲だよ。
『そ知らぬfaceして』とかもうだいぶ昔の曲だよ。それこそライブのとき必ず最初か最後で演奏していた曲だし、ワッショイサンバさんに頼んで北千住のコーヒー屋でアイデア練ってTシャツもつくったりしたよ。まだ物販で売ってるよ。『アンチテーゼ』も昔の曲。『アンチテーゼ』についてはcasssisで語ってるので省くけど。 
つまり既存の2曲であり、初公開じゃないけど、じつは今回コンピのために渡した素材は今年の春に新しくレコーディングし直したバージョンなんだ。
 
『そ知らぬfaceして』はサウンドクラウドにも上がってるけど、あれは宅録バージョン。

soundcloud.com

声が若くて、粗削りな演奏と拙いミックスで、全部自宅で一人でつくったわけだけど、全体的にリラックスした感じがある。
対し、コンピに入ってるほうはサポートメンバーを入れて、複数人でつくっていて、音が綺麗で多少は洗練されている。全然アレンジも違う。
エレキギターはどっちもレッドスペシャルを使ってるけどほぼノーエフェクト。ピッキングのニュアンスとトーンでだいぶ音変わるね。 
CD買った方は聴き比べてみてほしいっす。新しく録音したバージョンはコンピ以外に公開する予定は今のところないです。
 
そして『アンチテーゼ』、これはコンピには収録されなかったわけだけど、俺は『アンチテーゼ』が収録されると思ってたからそれまでにさんざん宣伝しちゃって恥ずかしいよ。なのでサウンドクラウドでフリーダウンロードで公開します!音が小さいので爆音で聴いてみてください!
これすごいパーティーチューンです。まさにDANCE MY DUNCE。モータウンとかそこらへんの要素も入ってる。あとコーラス聴いてほしい。ユニゾンでハイトーン出すとこマジ『少年倶楽部』!Coming Centuryかよ笑
 
そんなところでこの文を終わりにしようと思います。みんなコンピに収録されてる『そ知らぬfaceして』も、サウンドクラウドで今さっき公開した『アンチテーゼ』も聴いてください!ね! 
 
2017年12月22日 onett

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