IHSR×DMDコンピレーション収録曲タイトルの誤りについて

お詫び・訂正・弁明・経緯・説明など
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12月20日に発売されたI HATE SMOKE RECORDS×DANCE MY DUNCEコンピレーション「Meet At Dance My Dunce」にて13曲目収録onettの曲タイトルに誤りがありました。
 
収録されている曲のタイトルは『アンチテーゼ』ではなく、正しくは『そ知らぬfaceして』となります。
 
CDをお買い上げいただいた皆様には深くお詫び申し上げます。 
 
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このことを知ったのは12月22日の朝、つまり今朝のこと。そのとき私はテレビを観ていた。
テレビの中のエハラマサヒロが「ライブで『銃爪』のギターソロのとき、やたらとギタリストを見てくる世良公則のモノマネを披露していて、それに対し「言われてみればたしかに。“やりにいってる”とこあるよなぁ世良公則」と笑っていた。天然もろこしの「若くしてレクサスを手に入れた人の靴ひもの結び方」のモノマネ、細けぇ~!と早朝のテレビタイムを楽しんでいた。
そんなときに9月にonettと共同企画でライブをしたnayutanayutaというバンドでドラムを叩いてるオートさんからLINEがきた。
オートさんはonettでもレコーディングやライブでサポートをしてくださってる方で今回のコンピ曲にもドラムで参加している。LINEをひらく。
「もらったサンプル盤聴いたけどライナー表記は『アンチテーゼ』なのに音源は『そ知らぬfaceして』だよ!?」
 
 
なんと!!
 
 
すぐさま音源を確認したらやはりそのとおりだった。
 
レーベルの代表の大澤さんに連絡し、お詫びと訂正をweb上で公開することとなった。
 
いったいなぜこんなことに…。
 
経緯を説明すると、まず大澤さんからIHSR×DMDのコンピレーションに1曲参加しませんかと依頼を受けた際、私はコンピに入れたい候補曲が2曲あって、それが『そ知らぬfaceして』と『アンチテーゼ』だったわけだけど、どうしても1曲に絞ることが出来なかった。
なので大澤さんに2曲素材を提出して、お好きなほうを選んでくださいとお願いした。
 
すると大澤さんも承諾してくれたのでそのままお任せした。
そしてコンピレーションに参加するバンドのトラックリストが公開されたとき、見たらonettの曲は『アンチテーゼ』になっていたので、そっちに決まったんだな、と私は『アンチテーゼ』のつもりで宣伝をしていた。
 
そして曲タイトルの誤りが発覚。事の顛末はシンプルで、2曲の素材と曲についての情報を明記し送った私のメールからレーベル側が曲タイトルをコピペした際に貼り間違えた、とのことだ。
 
なんだか産婦人科で間違って入れ替わってしまった新生児を親が引き取ってしまったかのような数奇な事件だ。
 
私もきちんと1曲のみを選んで1曲だけの素材と情報を渡していればこうしたミスを起こす可能性はなかったわけで、それは反省している。
 
またサンプル盤を受け取ったのが発売日の前夜なのだが、そのとき自分の音源をきちんと確認していれば、コンピが発売する前にお詫びと訂正を公開できたんだけど、発売から2日経って、それもメンバーからの報告により発覚というのは本当に情けないことである。
 
でもこれは2015年に、きいろれこーずとnayutanayutaが共同で出したコンピにonettが『Happy Rebirthday』という曲で参加したときもそうだったんだけど、主催からサンプル盤をもらったらもちろん私は嬉々としてすぐに作品を聴く。が、onettの曲はまず聴かない。飛ばす。つまり“スキップ”してしまうのだ。
なんというか、うまく説明できないんだけど、スゲー照れ臭いからである。
これは音楽に限らず、私が皆勤で参加しているweb文芸誌【casssis】でもそう。自分の寄稿した文は、やはり読まない。
ちなみにcasssisの最新号で今回間違った曲タイトルであった『アンチテーゼ』についてたくさん語ってるので良かったら読んでみてください→ 
ちなみに言っておくと私がコンピで自分の作品をスキップしてしまうのは、決して他の人の作品と並んだときに「劣っているから」とか、「違和感があるから」とか、そういうネガティブな理由ではない。
原稿や音源のような素材をディストロしてくれる人に送った瞬間に自分の手からそういった作品が巣立っていく感触があるのかなと思ったけどそんなことはない(なんだこの文)。
 
とかく最低限、確認はしなきゃダメですね。大事な子供みたいな作品なんだからきちんとテメェの目で、世に出る前の子供の背中をちゃんと見守って見届けろやボケ!という気持ちになった。
 
IHSRからは迅速にweb上で訂正とお詫びはしていただいたので、それについてはなにも言いません。
 
IHSRは本当に好きなレーベルで、それこそ7、8年前とかAPRICOTとかNeko!とか(2組とも解散してる)、セブンティーンアゲインとかPASTAFASTA、フジロック(仮)、ヤング、センセーションズとかBLACK BUCKとか(キリがないのでこのへんでやめときます。スクールユースってIHSRだっけ?)めちゃくちゃ聴きまくってたよ。2010年くらいにはじめてレーベルのライブ観に行ったときI HATE SMOKE RECORDSって名前にも関わらずめちゃくちゃタバコ臭かったハコを思い出すよ。そんときから俺も音楽つくってたしお知り合いになりたかったけどまだ俺の音楽は未熟だからこの人たちに知られたくねぇって勝手に思っちゃって誰とも話さず、顔覚えられないようになるべく顔を隠して行ってたな。取り置きも「onett」じゃなく「三井」とか「ポール・マッカートニー」とか「二岡モナ」とかテキトーな名前使って行ってた。
だから今年DANCE MY DUNCEに出演できて嬉しかったな。また出演したい!
 
 
んで先述のとおり『そ知らぬfaceして』も『アンチテーゼ』も大事な曲であり、より多くの人に、何度でも聴いてもらいたい大好きな曲だよ。
『そ知らぬfaceして』とかもうだいぶ昔の曲だよ。それこそライブのとき必ず最初か最後で演奏していた曲だし、ワッショイサンバさんに頼んで北千住のコーヒー屋でアイデア練ってTシャツもつくったりしたよ。まだ物販で売ってるよ。『アンチテーゼ』も昔の曲。『アンチテーゼ』についてはcasssisで語ってるので省くけど。 
つまり既存の2曲であり、初公開じゃないけど、じつは今回コンピのために渡した素材は今年の春に新しくレコーディングし直したバージョンなんだ。
 
『そ知らぬfaceして』はサウンドクラウドにも上がってるけど、あれは宅録バージョン。

soundcloud.com

声が若くて、粗削りな演奏と拙いミックスで、全部自宅で一人でつくったわけだけど、全体的にリラックスした感じがある。
対し、コンピに入ってるほうはサポートメンバーを入れて、複数人でつくっていて、音が綺麗で多少は洗練されている。全然アレンジも違う。
エレキギターはどっちもレッドスペシャルを使ってるけどほぼノーエフェクト。ピッキングのニュアンスとトーンでだいぶ音変わるね。 
CD買った方は聴き比べてみてほしいっす。新しく録音したバージョンはコンピ以外に公開する予定は今のところないです。
 
そして『アンチテーゼ』、これはコンピには収録されなかったわけだけど、俺は『アンチテーゼ』が収録されると思ってたからそれまでにさんざん宣伝しちゃって恥ずかしいよ。なのでサウンドクラウドでフリーダウンロードで公開します!音が小さいので爆音で聴いてみてください!
これすごいパーティーチューンです。まさにDANCE MY DUNCE。モータウンとかそこらへんの要素も入ってる。あとコーラス聴いてほしい。ユニゾンでハイトーン出すとこマジ『少年倶楽部』!Coming Centuryかよ笑
 
そんなところでこの文を終わりにしようと思います。みんなコンピに収録されてる『そ知らぬfaceして』も、サウンドクラウドで今さっき公開した『アンチテーゼ』も聴いてください!ね! 
 
2017年12月22日 onett

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