こんなに大事なことはそうはないよ


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↑シティホテルの一室で一人自撮りをする俺

 


俺の家は坂の上にあって坂の下には小さな公園がある。ペプシを飲み干したばかりの俺はベランダですっかり洗濯物を取り込むことを忘れて遠くのほうを見ながらまどろんでいたんだ。
糖質を過剰に摂取してるからか夏バテか、頭がぼーっとしててさ、伊丹行きの日航123便が空のむこうを飛んでるように見えるんだ。たぶん疲れてたんだと思う。
二人の男と女の声がして、目線を下のほうにやると公園で戯れてる三人の高校生。たぶん近くの予備校の子達で夏期講習の息抜きにこの公園を訪れたようだった。
UFOを呼ぶように三人はサークルをつくり何気ない会話を繰り広げていく。センター試験まであと何日あるかとか、海にも祭りにも行けてないとか、見た夢の話とか、文化祭の催しでお化け屋敷やるとかやらないとか。
次第にそれは与太話になり、膨らみ、まわり続けていく。
いつしかUFOが降りてくるのを待つように。
どこかであきらめきれない夏の終わりに奇跡が降りてくるのを三人は待っているようだった。

てな具合にいーつまでも縮まらん三人の距離に俺はもどかしさを感じてきて、いたたまれない気持ちになった。
今年の夏に降りてきた奇跡について考える。何が起きたっけ?

さながらマーク・トウェインの冒険小説のようなタイのサッカーチームの少年たちの洞窟からの救出劇とか、スーパーボランティアのおじいさんが行方不明の2才の子供を森の中で発見したこととか、あとなんかあったっけなー。
同調圧力が強いと言われる俺ら日本人で、それはたしかに悪い面もあるんだけど、良い面もあって、大雨や地震が起きて混乱の最中の被災地で強盗とか買い占めとかをする人があまりいなくてみんなが有益な情報を共有しあったり、物資を分けあったりしててさ、それも奇跡だよね。

うーん、自分の身の上には奇跡は起こってない気がするな。いや、でも、遠いけど、たしかに近いところで生きている人のそういった話が俺を奮いだたせている。意気揚々と机に向かって、地球儀をまわして、俺にもなにかできるんじゃないかって思う。それは俺にとっての奇跡だと思う。なんのことやら。
そんで、んなこと思ってるうちに公園に三人の姿は消えていたよ。
夜はちと肌寒いね。お風呂に入ろう。


summerend

 

 


あーーやっべ!!クソ!悔しい!!たま~に思い出すんだよなクソないろいろをよ。
やっぱ走りまわることじゃねえんだよ、疲れんのはよ。重いものを運んだり、皿や靴を磨いたりじゃねーのよ。人と人が同じ空間にいるだけで神経がすり減るんだ。人から発せられたものを受け取ると体力が消耗していくんだよ。最悪!
日本の電車、学校、職場、喫煙所、ライブハウス、世界中のタイムライン。アカン!きちいんだよ。そりゃ日本に暮らして社会生活を営もうと頑張ってたら、うつ病の一つや二つにはなるさ。俺の場合は胃にくるし腹も壊す。みんなよく発狂したりしないよな。
もっと優しくしてくれー!!うぎゃーー!!

 

てなわけでだいぶ頭にくるようなことがあったり、辛い目にあってきた俺たち。そんで最終的に行き着く先は自己嫌悪。
なーんであのときあいつにああ言えなかったんだろう。

「ある人といさかいがあったとき、その人に自分の素直な気持ちが言えずに心の中で泣いた。」

↑は「最後に泣いたのはどんなとき」みたいな質問に答えたときの佐野元春の発言。

いやーでもそんなことばかりだよ。うまく伝えられない、タイミングを図れない、単純に怖い!、空気を読んじゃう、相手の顔色をうかがってしまう。そんなことばっかりです。
でもそれを繰り返してるうちに、ちょっとずつものを言えるようになってきたかもしれない。正論だかなんだか知らないけど。思ったことを言えるように、ほんのちょっとだけどなってきたと思う。
明日はこういうこと言ってみよう!とか思い立ったことはないよ。だって火の粉は突然降りかかってくるじゃん。
自己嫌悪しまくって、反省はせず後悔だらけでも、なんか言葉が出てくるようになったな。なんもしなくても繰り返してるだけで。
意外と俺たちは強くできてるかもしんねー。
人って意志持たなきゃ本来、地球の重力に吸い込まれて、寝たきりになってるはずなんだよ。でも気づけば俺らは立ってる。地球という強大なパワーに抗ってる。
俺の体のあらゆる毛は下を向いてるし、フケや目くそ鼻くそは落ちる(地面に吸い込まれる)。けど俺らは潜在的な意識だけで自分以外のあらゆるものに反抗できるように出来ていると思う。怖いことがあって、辛い目にあって、そのことで負けそうになるけど、結局負けきれない。夢とか見なくても俺たちはちょっとずつ変わっていって、より良い未来に向かって歩んでるのかもしんねーな。なんだこの文は!笑


だんだん変わってくんだよ俺らは

 

 


onettの曲聴いてるみんな、どう最近?はじめは良いなと思ってた曲とかもさすがにもう飽きてるでしょ。かくいう俺自身もそう。なんかもう2016年とかにつくった曲とかスゲー古くさく感じるし、あまり聴きたくない笑

やっぱ新譜だよね!新曲が良いよマジで。新曲っつーだけでおろしたてのシャツのように気持ちいいよ。
聴き古された曲もまた、新譜が生まれたときリフレッシュされる気がする。聴き古された曲、俺は大好きさ。思い出もあるし。でも新曲を聴いてまた古い曲を聴いたとき、糸井重里じゃないけどやっぱり良い!って思うことたくさんあるよ。聴き古された曲をもっと聴いてほしいから俺、新曲をもっとつくってみんなに聴かせたいと思ってます。はやく聴いてほしいなー新譜楽しみにしててね!余裕があったら近々のライブでも披露するよ!


俺の曲飽きたよね?

 

 


そんでもってonett秋ライブ三本それぞれの見所を紹介していこうか!
まず9/23(日祝)にみずほ台Acoustic Cafeおとなりで行われるライブ!
見所は主催者でしょー!主催者の石ノ森けんぢろうさんと対バンすんの6年ぶりくらいかな。そんとき対バンしたとき彼はジオラマボーイズってバンドで出てたんだけど(今も活動中)、あの夜いちばんかっこよかったなー。
なんか最近ではパスカルズ石川浩司さんとライブでコラボした動画みたけどむちゃくちゃ良かった。
石ノ森さんとは同い年で同じガッコに通ってたけどガッコの中で会ったことなくて卒業後に知り合ったんだよー。在学中に出会ってたらどんな話してたんだろ。コロコロコミックと、それからコミックボンボンもできたかな~そこらへんの話もできるらしくて俺にとって稀有な人だからお会いして話すの楽しみ。もちろんライブも。なんか新譜リリースのイベントらしいから新譜も楽しみ!俺も負けじと普段とは違う変わったライブしようと思ってる。なんかカバーしたいな。矢野顕子とか。

次は10/8(月祝)渋谷ルビールームで行われるライブ。これも主催である謎のバンドのNURETA CIRCUS!楽しみです。メンバー調べたらほぼあやかしの動物園のメンバーじゃないか!onettは去年企画に呼んでもらったよ。今は活動休止中だけどあやかしの動物園、スゲー演奏うまかったな。ミスしたり暴走することもあるけど腕前には自身があるonettのバンドメンバーも彼らのライブをみて「うまいな…」とため息ついてたのを思い出すよ。音楽性はまたあやかしとはちょっと違うらしいので楽しみだ!スゲー刺激もらえそう。
ちなみにonettはルビールームとの相性めちゃくちゃ良いです。俺はルビールームに住みたいよ。冷蔵庫から飲み物を取るくらいの自然な感覚でonettもかっこいいライブ見せるからね!

そんで最後は10/27(土)下北沢THREEでのライブ。
DANGBOORURECORDの企画だけどタイトルが『City Rock2001』だって!やば!
この三本のライブではいちばん知り合いがたくさん出るイベントだよ。んで一度生で観たかったアーティストとかもたくさんいて俺得の夜だよ。
中でも楽しみなのはシャンプーハッツ2かな。俺はロックやニューウェーブが好きとかヒップホップが好きとかそういう好きなジャンルは特にないけど、やっぱバンドミュージックが好きだな~。それもジャンルか。でもシャンプーハッツとは違うらしいからな。正体はつかめていない。もしエレファントノイズカシマシみたいな編成だったらどうしよう!それも楽しみ。

あーonettはその日グランドロックンロールオーケストラを率いていちばん尖った音を出していくよ。
THREEと言わず、下北と言わず、東京でいちばん尖った音をね。


それじゃまたみなさんどこかのライブで会いましょうね!
see ya!

 

そういえばもうすぐはてなブログは終わるのか??